めだかライフは楽しい!

めだかは、鯉などの大型な施設を保有せずとも箱庭感覚で飼育ができ、狭い日本の環境によく馴染める魚ですね。 産卵ペースも早く、自分の好きな配合を短期間で実現できるのも魅力の一つです。 細やかな飼育スタイルも日本人好みなところであり、今後は益々人気がでてくるのではないでしょうか。

メダカってどんな魚?

メダカはダツ目メダカ科に分類されており、小型の淡水魚と位置づけです。めだかの雄雌は尻ビレの形で比較的容易に判断できます。オスの尻ビレは、ほぼ平行四辺形で、メスの尻ビレは、オスに比べ幅が狭く、後方へ行くほど幅が狭くなっているのが特徴です。

メダカ本来の食性は、動物プランクトン、植物プランクトンの両方を食べる雑食性で、底生生物はほとんど食べません。小さなミジンコや落下昆虫(小さな虫等)の水面付近にある餌を食べています。生息環境は、平地の池や沼、水田地帯の水路で昼間は表層付近に群れて生活しています。ただ、近年、このような自然に生息するメダカを目にすることは稀な時代となっています。私も散歩コースに小さな側溝があるのですが、そこに自然のメダカが少しいるので、散歩の際には楽しみの一つです。メダカ減少の要因としては、コンクリート護岸、水田地帯の近代整備化、農薬などが主な原因ではないでしょうか。

めだかは低酸素状況に強く、流れのない貯め水などでも平然と生きていけます。逆に言えば、遊泳力が弱いので流れの強い場所は不向きであり、天敵が増えるため、生き延びることができません。水温変化にも強いのがメダカです。雪が降り積もり、氷が張る厳冬期にも耐え忍び、ギラギラと強い日差しが照りつける真夏の水温でさえも生き延びることができます。実は耐塩性もあるため、徐々に慣らしていけば、一時的には海水でも生きていけるということです。すごいですね。

メダカの寿命は、自然界では1年~2年とされていますが、改良メダの場合、環境と個体により変化しますが、およそ2年~3年と寿命が長くなります。中には5年生が現れることも!一度に産卵する卵の数は年を重ねるごとに少なくなる傾向があります。快適な環境下のメスは1日およそ20粒の卵を産卵するとすれば、1ヶ月600粒となり、4月から8月までの4~5ヶ月でおよそ2400粒にもなります(・∀・) 大切に育ててあげれば、気に入った品種を大量に増やすことが可能となり、ココがメダカ飼育の最大の楽しみなところですね!ただ、注意点が一つ。もともとメダカは群れで生活するスタイルであり、少数での産卵は難易度が高くなります。1ペアだけの産卵は超上級といっていいでしょう。せめて2ペア~3ペアでの飼育をオススメします。